「赤坂」という地名は、かつて茜草が群生した「赤根山」へ上る坂に由来する。その土地の記憶の色=茜を、実際に日本茜の「茜染」で衣裳として蘇らせた。
日本茜は日の丸の赤の源流ともいわれる日本古来の色でありながら、安価な輸入染料に押されて染色技術が途絶え、いまや"幻の染料"となった。その失われかけた技を用い、日本茜で染めた衣裳で舞う。茜はまた、万葉集の「あかねさす」に詠み継がれてきた、胸に秘めた燃え上がる想いの色でもある。
夜の氷川神社の境内に茜色の巨大なインスタレーションを立ち上げ、土地の名の由来を直感的に感じられる空間を現在に呼び起こした。
日の丸の赤の源流。技術が途絶えた幻の染料を、実際の衣裳に。
胸に秘めた燃え上がる想いの色として詠み継がれた枕詞。
夜の境内そのものを演出装置として取り込む。
茜の根に着想した、吊り点を必要としない自立可能なエアリアル装置を開発。



| 日程 | 2026年6月15日 18:00〜 |
|---|---|
| 会場 | 赤坂氷川神社(東京・赤坂) |
| 動員 | チケット312枚 完売 |
| 助成 | 赤坂クリエイティブ財団 |
| 協力 | 赤坂 四方(寛永元年創業) |
| 掲載 | GOETHE 2026年9月号 / club 361° |
| 演出・振付 | 下地優子 |
|---|---|
| 空間演出 | 原良輔 |
| 音楽 | 岩切響一 |
| 出演 | [出演者] |
| 写真 | Yusuke Sakata |
| 主催 | 株式会社宇悦 |